養生シートっていったいどんなもの?

解体工事の際には、養生シートと呼ばれるものを使用します。養生シートは一般の人にはあまり馴染みの無いものかもしれませんが解体工事には必須なものです。では、その養生シートにはどんな役割があるのでしょうか。
その役割は大きく分けて2つあり、工事で発生する騒音を軽減する、解体時の粉塵の飛散を防止するということが挙げられます。
1つ目の工事で発生する騒音を軽減するということでは、解体工事では建物を取り壊す作業であり、大きな重機を使用することもあります。そのため当然大きな音が発生します。近隣住民には迷惑な音になってしまうため、それを軽減させるために養生シートが使用されます。養生シートには優れた防音性を持つものもあり、解体現場では度々使用されます。
2つ目の役割は、解体工事では大雨の日でない限り必ず粉塵が飛び散ります。建物が倒れる瞬間や建材を切断する際に飛散する粉塵は、広い範囲に舞ってしまいます。それを防ぐために養生シートが用いられます。しかし100%防ぐことはできませんが、対策をするしないでは当然大きな差があります。
解体工事を行う業者は必ず養生シートを使いますが、その養生シートの状態でも優良業者かそうでないか判断できますので、ぜひ参考にしてみてください。

2021.05.25